違和感を突き詰めて言語化して昇華する

違和感を突き詰めて言語化して昇華する

思ったことを雑記的に、メモ的に。

このメモは「三宅香帆さんの大ベストセラー本を読んだらなぜか気持ち悪くなった。なんでやねん」っていうのを自分で深堀りする話です。

コトの始まり。

個人事業主として仕事をしていくなかで、コンサルを受けているのだけど。

中学生が解いてる国語の問題(教材)を大人が解くという講座をやりたいなあと思ってて。塾講師として10年以上文系科目をメインに教えてきたのですが、国語の問題って大人にもやってみてほしいとずっと思ってたんですよね。自分の世界が広がるきっかけになるし、さまざまなジャンルの文章をちょこっとだけいいとこ取りできるし。

しかも問題を解くことでただ読むだけではたどり着けない深さだったり、角度だったりでその文章を読むこともできる。

実際、大人7名に向けて講座を一度やらせてもらったのですが、現役のときには味わえなかった楽しさがあったなど好感触な感想をいただきました。

>インスタに講座の感想載せてます。こちらから読めます。

それはさておき。

ただ、「国語の問題を解く講座」をどう響かせていくか、届けていくか。そのパッケージングというか、切り口。私は教養力アップとか、自分の世界を拡げるとか、人生が豊かに楽しくなるとか、いろいろあるとは思うんですが、それだと相手に響かない。響ききらない。届ききらない。

そこでコンサルしてくれてる方に相談したところ、「三宅香帆さんの本が参考になると思うよ」ということでおすすめしていただき、読んでみました。

本題

で本題、本を読んだ所感をメモしておこうと。

はじめに断っておくと、三宅香帆さんの批判をしたいわけではありません。なんなら、この電子書籍の時代に紙の本が20刷以上増刷されてるって、それだけ多くの人に求められているし、響いているわけです。まさに今の私が求めている「切り口」のうまさ。お手本、見本にすべきところ。

で、『「好き」を言語化する技術』と『考察する若者たち』を読んでみたのですが……どうにもこうにも気持ち悪くなってしまって読み進められない。なので、読んだとは言えないレベルです。個人的には。

何が気持ち悪く感じてるのかと考えてみたんですが(自分のこの気持ちはどこからきてるねん、を考えるのが好き)

自分も同じことができるはずなのにやれてない、彼女はそれを形にしているという悔しさ・羨ましさ

これは絶対ある。絶対。彼女ほどの専門性はないにしても、自分も言語化や文章については積み上げてきたものがあるので、ドロドロした感情として、嫉妬ですね。フフ。(こんなこと書くと「ここまでの文章読んでも圧倒的に三宅さんのほうが文章力は上だよ」という声も聞こえてきそうですが、置いておきます。百も承知。)

そしてもう一つ。

ノウハウ=正解を求めて本質を見ようとしていない人が多い現実

これが、多分、ある。これ起因の気持ち悪さ。

ノウハウは悪いものじゃないです。かくいう私も最近、ここ10年仕事に関してやってきたことを振り返ってみたのですが、ま~~~~正解を欲してるよね(笑)三宅さんの『考察する若者たち』の帯に「なぜ若者は正解を求めるのか」みたいなアオリ文が書かれていたのだけど、まさにそれ。

こんなに情報過多な世の中、そりゃ正解はほしい。これだけやっときゃ間違いないみたいな答えはほしいよね。わかる。ノウハウ本の多いこと多いこと。やり方、方法とかいろいろ表現はあるけど、結局ノウハウだよね。ハウツー本。

でも。だがしかし。

その正解にたどり着く「過程」こそが本質だと思うのです。これは、私が思考大好き人間だからそう思うっていうのはわかってます。MBTIはINFJです。よっしゃこい。

いや、もう、わかるんだよ。わかる。だって、好きを「やばい」「尊い」「最高」だけで終わらせたくないけどでも言語化できなくてもがいているオタクがたくさんいるのはわかる。私もオタクだし、語彙力なくなるときある。今日も推しが尊いよね。最&高。

そういうときに、三宅さんの本に書かれているような、めちゃくちゃ具体的な言語化の方法が書いてあったら「そうなんだよこれこれ!!これが言いたくてさあ!!」っていう、初めてchatGPTに触れたときのような感動があるのはめちゃくちゃわかる。

でも、「私」は。

自分の気持ちや考え(今回でいえば「好き」という気持ち)を具体的に、言語化する方法を知って……うわぁい!!ってなって、その方法で言語化できればそれいいのか、っていう。いや、それで救われる(?)人もいると思う。自分の中に言葉にできなかった推しへの気持ちを詳らかに言葉にできて、言葉という形を与えることができて、これで自分の感情も浮かばれるってもんよ!!って感じにもなるでしょう。

ただ、わたくし個人としては、自分なりに言葉にしていく方法……言語化の道のりも楽しいんだよ……っていう。ノウハウを開拓していくこともめちゃくちゃ楽しいんだよ。

……これ書いてて思ったけど、昔友達に「好きで苦労を背負い込むタイプだよね」って言われたんですよね。多分、それだな。ノウハウすらも開拓したい欲。別に好きで苦労を背負い込むタイプではない。最近は楽したいと思ってる。

ただし言語化については、ノウハウ開拓が好きなんでしょうね、私。自分の気持ちや考えにしっくり、ぴったり来る言葉を探すその過程が。

例えば、ほかのこと。PC作業とかは別に自分でノウハウ開拓しないで、先人たちの知識ガンガン借りればいいじゃん、って思ってます。

好きな分野だから譲れない。そこが今回の気持ち悪さの原点なのでしょう。

三宅香帆さんの本自体はとてもすばらしい本なので、ぜひ。(説得力なにもない)

こういうアウトプットが楽しいんです。

2026.1.24

シェア